お久しぶりです。

今回はまたテキトー医療用語解説をしたいと思います。

 

看護師ならかなり対応することの多いルートを取る(持続静脈内注射、点滴)際の用語についてです。

ナースなら普通に現場で

 

「ルート22G(ゲージと読むのよ)でとっといてー」

 

「オペ前だからサーフロでお願いねー」

 

「血管が細くって、正中からトンボでルートとってあるからね」

 

「抗生剤もあるから三活(さんかつ)つけといてー」

 

というやりとりが当たり前にあります。

 

新人さんはこの意味がわかりますか?!

 

もしわからない場合にはここでちょっと勉強していってくださいね(^^)

 

トンボ(よくしん)、サーフロ、スーパーキャスは穿刺する針の種類のこと

 

トンボというのは翼状針(よくじょうしん)という針の種類のことです。

 

なぜトンボというのかはこの画像をみてみるとわかると思います。

 

羽みたいのがついていてトンボみたいに見えませんか?!このため臨床ではトンボと呼ばれることが多いのです。

 

トンボを使用するケースとは

 

この翼状針を使う場合は

  1. 点滴などでルートを取る場合
  2. 採血

など血管に穿刺する場合に使用します。

 

ですが基本的に静脈留置する場合にはこの翼状針は選択しません。

 

理由はだから。

針をずっと体内に入れておくのは誰でも痛いのは予想できますよね。ですのでずっと体内に入れる針ではありません。なので採血の際の短時間や、どうしてもルートが取れない場合に一時的な対応としてこのトンボ(翼状針)が使われるのです。

 

持続点滴のための留置針は刺すときは針でも、留置したときに患者さんの苦痛が少ないようにカテーテルタイプ(針を抜くとプラスチックの筒のみになるためある程度動かしても大丈夫)の留置針を選びます。

 

それがこれから紹介する

  1. サーフロ(テルモ)
  2. スーパーキャス(メディキット)

などの留置針です。

 

サーフロとは

 

これがサーフロ。テルモ社が生産してくれています。

 

この特徴は

  • 作りがシンプルで本当に基本的な留置針
  • 逆血があるため、熟練された技術が必要

 

かなり昔からあるため、私は新人時代からこのサーフロで鍛えられてきました。

 

でも逆血防止弁がないので、血管に入ったとたん筒から血液がボワーっとあふれ出してきます。私はそれをうまく抑えるのが本当に苦手で何度も患者さんのベッドを血まみれにした経験があります(笑)

 

でもシンプルゆえに余計な機能などが付いていないため、このサーフロじゃなきゃ嫌だというナースも少なくありません。難しいけれど愛されている留置針ですね。

 

スーパーキャスとは

 

スーパーキャスはメディキット社が生産してくれている留置針です。

サーフロのようにただ刺すだけのシンプルな種類もありますが、私が使用した中で一番感動したのはこの針刺し防止機能付きの留置針。

特徴は

  • 逆血がないため、初心者でも扱いやすい
  • 直接点滴ルートにつなげられず、エクステンションチューブが必要
  • 針がボタン一つで収納されるため、誤刺のリスクがない

サーフロが逆血があるため、抑えるのに技術が必要と書きましたが、このスーパーキャスなら弁が付いているため血液があふれ出てくることはありません。

 

またボタン一つで針がカチッと収納されるため、誤刺の危険もなく安全な留置針といえます。

私も今ではこのスーパーキャスなしでは仕事できません(笑)

 

でもサーフロなどと違い接続部の大きさが違うようで、一般的なルートに接続するにはエクステンションチューブなどが必要になってくるのがちょっとデメリットですかね・・・

 

ルートに必須な三活(さんかつ)って?

三方活栓(さんほうかっせん)とはルートからメインのみでなく側管を作ることで、複数の薬剤を投与できるようにしたものです。

 

このようにデザインは様々なものがありますが、使用方法は同じ。

4方向のうち3方向を通じることが出来るようになっており、1方向のみ完全にシャットダウンできます。

この仕組みにより、側管もつながっているけれどどれか1つの点滴だけ投与したい場合や、側管から一時的に静脈内注射をしたい場合などに活躍してくれるなくてはならないアイテムです。

 

ですので、最初にルートを作る際に

  • 患者さんの1日の点滴・注射スケジュールを把握し
  • 側管が必要かアセスメントする

ことが重要になってきます。

 

無駄につけても意味がありませんからね(*´Д`)

 

まとめ

 

ルートをとる際には、針の選択から三活の有無などさまざまなことを考える必要があります。

 

患者さんに応じて適宜変えなければいけない場面ってとても多いです。

ただルートをとればいいというものではなく、ちゃんと患者さんを理解、アセスメントしてくださいね。