さくら

この患者さん、KOT(コート・コット)3日-(マイナス)ね。そろそろGE(ジーイー)かけようか?

みほ

せ、先輩・・・何言ってるんですか?・・・

はい、そこの新人ナースあるいは看護用語イミフの皆さん、こんな会話を聞いたことがありませんか?

本当にナース用語は意味が分からな過ぎて嫌になりますよね。私もかなり苦労して、こんな面倒な言葉使うより普通に話せよ!と思っていましたが、なぜか歳をとってみると使ってしまうものですね・・・(;’∀’)気をつけます。

KOT(コット・コート)は排便の意味、GE(ジーイー)は浣腸の意味

KOTは書いた通り、排便のことを指します。

確かに「便」って画数も多いし、申し送りをメモる時にはこのKOTってつい書きやすくて使っちゃうんですよね。

GE浣腸のことを指します。

「浣腸」も確かに書きづらいし、患者さんがいる場面でその言葉で発するのもなんだか・・・と思うとつい使ってしまいますね。

ちゃんと排便状況を観察しているナースって意外と少ない

私は看護師になって間もないころ、介護施設並みの慢性期病棟に配属されたこともあり、そこの年配おばちゃんナース(口は悪いし、怒鳴られるけど基本的に性格はいい人w)から排便コントロールの重要性を徹底的に叩き込まれました。

毎日受け持ち患者を一人一人、何日排便がないのかを確認し、3日以上排便がなかったら何かしらの対応をとる、というのが私が教え込まれたことです。

実際に排便が1週間以上なくて(食事は摂れてた)イレウスになってしまった人もいたそうなので、その先輩は口すっぱくう〇このことを言っていましたね(笑)

でもそのおかげで患者に合った排便コントロールの重要性を学ぶことが出来たし、それが看護の世界では当たり前だと思っていました。

 

しかしその後配属になったのは急性期病棟。

今までの意思疎通が困難で寝たきりの患者が多い慢性期病棟とは違って、毎日5人とか緊急入院が来るような急性期内科外科混合病棟。

病棟雰囲気もかなり忙しく、処置や注射やらでスタッフみんなが駆け回っていました。

 

排便状況はあまり気にかけてもいない様子・・・

オキシコンチンなど麻薬を使用している患者さんも当たり前にいるのに、排便の観察欄が何日も空欄という状況でした。

「〇〇さん、排便なくて出にくいって言ってますが、定期のカマ(酸化マグネシウムのことね)増やします?」

と私が先輩に聞いてみると

「レシカル(レシカルボン座薬のこと)でも入れて様子見れば?」

と一時的な対応だったり・・・

急性期病棟で忙しすぎるとそこまで排便コントロールできないのかな?なんてもやっとしました。

 

 

どんなに忙しくても排便コントロールは重要

 

さすがにペーペーの私一人では、忙しい病棟の中で声を上げてそのことを指摘することはできませんでしたが、やっぱり排便コントロールは重要です。

自分から意志を伝えられない患者さんはもちろん、排便で苦痛を訴えている方にはなにかしら排便をスムーズにするための援助が必要です。

便が固いのであれば定期の酸化マグネシウムなどで調整したり、腸の動き自体が悪いのであれば寝る前の下剤量を調整、一時的に便秘になってしまったら座薬とか浣腸など、その人に合った排便コントロールが考えていくことが大切です。

そしてちゃんと医師の指示を確認することも忘れずに!

たまに指示を見ないで浣腸を持ってくるようなナースもいます(笑)

この人脳梗塞後だろ!と突っ込みましたが、ちゃんとリスクと適応も理解しておきましょう。

 

まとめ

KOTは排便、GEは浣腸。

面倒な医療用語も少しずつ慣れていきましょう。

排便コントロールにもちゃんと目を向けてくださいね。