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医療に携わる者なら知らない人はいない「病気が見える」シリーズ。

 

医師からナース、コメディカルまで活用できるかなり優秀な疾患マニュアル本なのである。

実際に新人以外のベテラン、中堅ナースでも普通に「病気が見える」シリーズを活用して知識を補充しているので、一度購入しておくと半永久的に活用できるため、新人時代に揃えておくのがおすすめでもあります。

 

しかし、そのネックとなるのがやっぱり価格です。

 

1冊あたり4000円ほどするため、すべてのシリーズをそろえようとするとかなり出費が痛く、そんなに使用しないジャンルもあるため、無駄になってしまうことも。

 

 

今回はそんな「病気がみえる」シリーズの特徴と新人ナースが最低限購入するべき3冊を紹介したいと思います。

 

「病気がみえる」はココがすごい!他とは違う特徴とは

  • 解剖整理から疾患、病態の基礎、検査、治療まで幅広くカバーしている
  • 画像が豊富で臨床に生かせる知識が身に付く
  • オールカラー&豊富なイラストで読みにくさを全く感じさせない

 

「病気がみえる」シリーズはすべてがオールカラーで難しい専門分野でもイラストなどが豊富で、とても分かりやすく出来ています。
なのでまだ知識や経験が未熟な新人ナースにはピッタリの参考書といえるでしょう。

学生時代の教科書では、ひたすら長文が並んでいるだけだったと思いますが、こちらならわかりやすいイラストで、解剖生理まで詳しく解説してあるので、苦手意識があるナースにはおすすめです。

 

「病気がみえる」を購入した新人ナースにありがちな勘違い

  • これさえあれば完璧だと思い込む
  • 学生の授業のように最初のページから読み込んで学習する

これさえあれば完璧だと思い込む

確かに「病気がみえる」はかなり多くの知識を得ることが出来て、臨床に活用することが出来ます。

しかしこの本は、「浅く広く基本的な知識」を身に付けるためのものであり、基礎は身に付くのですが、そこに看護という専門領域を付け加えていかなければ臨床で実践は出来ません。

この「病気がみえる」シリーズにはその看護師に特化した内容はほとんどなく、医療に携わるコメディカル全般が知っておくべき基本的な内容がほとんどです。

つまり看護師のこの本の使用法としては、看護をするうえで必要な病態生理の知識を身に付けるための補助的な本だととらえた方がいいでしょう。

看護専門で考えるなら必要な書籍は「疾患別看護過程」となります。
こちらも私自身持っていますが、確かに疾患別の基礎知識は得られますが、「病気がみえる」と比較して、内容が少ない&文章ばかりで読みにくいといった印象を受けました。

ですので基本的な病態生理を身に付けるために「病気がみえる」を活用し、そのうえで必要な看護を知るには「疾患別看護過程」を活用していくといいでしょう。

 

 

両方持ち歩くのはちょっとおすすめしませんけれどね・・・(;’∀’)

学生の授業のように最初のページから読み込んで学習する

よーし「病気がみえる」を購入したから早速勉強するぞー!!!

と意気込んで、最初のページから丸暗記をしようとする人は要注意!

確かに最初から読み込んで丸暗記するというやる気自体はいいのですが、この膨大な量を丸暗記したところで、あまり活用できるとはいえません。

その理由は

  • 定番以外のあまり見かけない疾患も多く掲載されている
  • 実際に経験したことの方が知識として定着しやすい

ということがあります。

このシリーズはかなり多くの疾患を掲載していて、とても勉強になる本ではあるのですが、例えば糖尿病なら患者数も多くかなり臨床にも役立てることが出来るでしょう。しかしSLE(全身性エリテマトーデス)などは糖尿病に比べてかなり症例が少なく、すぐに知識を身に付けるということはあまり必要性がないといえます。

つまりこの本の位置づけとしては

「今経験している医療、看護について調べて役立てる」

というのが最もおススメです。
実際にその患者を見ていれば疾患や治療などの流れも照らし合わせて理解することが出来るし、その経験をこれからの看護へと生かすことが出来るはずです。

ですので「病気がみえる」シリーズはやみくもに学習するのではなく、「○○を学びたい」と目的を持って臨床に生かせる内容から学習するようにしましょう。

 

新人看護師が購入するべき「病気がみえる」シリーズはこれだ!

では新人ナースが購入するべき「病気がみえるシリーズ」を教えましょう。

どの診療科の病棟へ行っても、既往歴などで目にする機会が多い疾患なのでぜひ最初のうちに購入していつでも調べられるようにしておきましょう。

 

  1. 消化器
  2. 糖尿病・代謝・内分泌
  3. 呼吸器

 

1の消化器は本当に活用する機会が多いです。消化器と一言で言っても、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肝臓・膵臓・脾臓・胆嚢など多くの臓器が含まれます。その分理解しておくことも多く、また内視鏡検査などはどの疾患でも実施する機会が多いため、1冊持っておくとかなり重宝します。

 

2の糖尿病・代謝・内分泌はその名の通り、患者数が多い糖尿病をはじめ、さまざまな代謝に関する知識を学ぶことが出来ます。ナースでも代謝やホルモンなどに苦手意識を持っている人って意外と多いので、しっかり根拠から学ぶためにはこの本を持っておくといいでしょう。

 

3の呼吸器は、肺炎やかぜ症候群、喘息に肺がんまでメジャーで比較的よく見る疾患を学べるため、活用しやすいです。また人口呼吸についても簡単にですが載っており、臨床に役立てることが出来ます。

 

プラスαで専門分野のシリーズを購入するのがおススメ!

先ほど最低限購入するならこの3冊ということで、紹介しましたが、それ以外に自分の勤務する病棟の疾患の病気がみえるシリーズも購入しましょう。

 

こんなにお金ばっかり使えないよ・・・

 

という気持ちもよくわかります。

私も最初は購入するのを戸惑って、

「学生時代の教科書で何とかなる」

「別にわざわざ購入しなくてもいいだろう」

 

と思ってやってきましたが、やっぱり途中で購入する羽目になっています。

 

業務で分からないことがあれば、すぐに調べて知識として身に着けたいですよね。

でも学生時代の教科書じゃ、文字ばかりで見にくい上に、臨床で活用できる知識って意外と少ないんです。

 

なので買おうか悩んでいる場合には、最初のうちに思い切って購入しておくと、いざという時にすぐに活用できるのでおすすめです。

 

まとめ

病気がみえるシリーズは、病態生理から疾患についてまで幅広い知識がわかりやすくまとまっていて、苦手意識があるナースにおすすめの本です。

 

また経験があっても、見慣れない疾患や検査の際に知識を補充出来て、長く使えるのもこの本のメリットです。

ぜひ早いうちにGETして、臨床に役立てでみて下さい。