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お久しぶりです。さやみんです。

 

看護師のみなさんは、病棟で働いたことがあるなら、終末期看護やエンゼルケアを経験していることと思います。

 

私も看護師になって6年、さまざまな臨終の場面に立ち合ってきました。

 

そこで思うのが、

 

「看護師を続けていると人の死に慣れてしまう」

ということ。

 

看取りが業務の一部になる

「○○さん、そろそろヤバいらしいよ」

「今日の準夜あたりじゃない!?」

「えー!?私、今日入り(深夜)だわ!!ガーン!!」

 

なんていう、ナースの会話が日常的にあります。

看取りがまるで大変な仕事のようにとらえられて、そこでは命の尊さも患者の人権も無視したようなやりとりがされるのです。

 

かくいう私も、そんな一人でした。

 

業務と考えないと精神的にやっていけない

私は看護師になったばかりの頃は、終末期看護が怖くて怖くて仕方がありませんでした。

学生の頃に教科書上では勉強しましたが、実習では経験できるものではありません。

 

今まで人の死に立ち合ったのなんて、自分の身内くらいですから。しかも幼い頃の話なので、そんなに鮮明に覚えているわけでもなかったし。

 

人を看取るって、責任が重すぎるような心が潰されるような思いを感じていました。

初めての看取り

外科病棟に配属されてすぐ、呼吸器を付けていた患者さんが昼間になくなりました。

私は新人で、プリセプターについて動き回っていたところ、その方の病室が慌ただしくなったことに気づき、プリセプターから亡くなったことを教えられました。

 

「○○さん、亡くなったみたいね。見に行く!?」

とプリセプターに促されて、エンゼルケアのお手伝いに入ったのが、初めての経験でした。

そこでの私の感情というと

  • こんなにテキパキとエンゼルケアをするんだ
  • 家族も以外にあっさりだったな

程度に感じていたと思います。

 

私は、見取りというとドラマのような

  • 家族が「おとうさーん!!」などと泣き叫ぶ
  • ずっと医師や看護師がそばにつきそう

ものと思っていましたが、働き始めてからそれは全く違うとわかりました。

病院の看取りのあっさりさ

悲しい、可哀想、静か、満足、穏やか・・・

十人十色という言葉に相応しい、その人それぞれの最後があります。

最初の頃は感情移入していたところもありましたが、看護師として働く内に、死を客観的に見るようになりました。

 

良いことなのか悪いことなのかわかりませんが、

いちいち感情移入していたら、仕事としてやってられない

 

ということが経験上わかってくるのです。

 

夜勤時に亡くなると、看護師2人体制で回していたりする場合は、自分一人でエンゼルケアから家族の対応、書類手続きなどをしなければいけません。

そうなると、求められるのは

  • 仕事の迅速さ
  • 感情を抑えて、ひたすら事務的に進める

ことなのです。

よく新人が看取りの際に泣いていることがありますが、

「その気持ちも大切だけど、仕事優先!!」

という指導になってしまうのは、こんな理由からなんです。

 

私もそんな初心はもう忘れてしまっている訳ですが・・・

死を尊く思うのは大切。でもそれだけでは看護師はやっていけない

上で書いたように、看取りの際、看護師はエンゼルケアなどの業務を優先に進めなければいけないことがほとんどです。

 

そこで感情移入をしすぎてしまうと、周囲の看護師とのギャップが生じてしまい、自分と周囲の価値観の違いに戸惑うことになります。すると

「自分は看護師に向いていないのかな」

なんて、凹む原因にも。

本当は患者さんの尊厳が最も大切

なんといっても業務よりも大切なのは、患者さんの尊厳と人権です。死を尊厳あるものとして扱うことが、命を預かる看護師としての使命でもあるのに、私を含め、看護師の多くが、患者の命を軽く考えてしまっている現状があります。

 

本来の姿が、臨床にはなくなってしまっていますが、個人的にも命を尊く思う気持ちを忘れず、これからも看護師として、努めていきたいと思います。

 

もし患者に感情移入して、周囲とのギャップに悩んでいる人がいるのなら、

「あなたは何も悪くない!本来あるべき看護師の姿はそれなんだよ!!!」

と伝えられたら・・・

なんて思ってこんな記事を書いてみました。

 

皆さんも、忙しい業務で体も心もすり減ってしまうと思いますが、看護師の本来の姿を見失わないようにしたいですね。私も頑張ります!
www.sayamin.com
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