お久しぶりです。

 

今回はまたテキトー医療用語解説をしていきたいと思います。

 

今回はBSCDNRについて。

 

結構よく使う略語で、ぶっちゃけこれを知っていないと大変です。(緊急時の時とか)

 

 

では簡単に解説していきたいと思います。

 

BSCは緩和的治療、DNRは延命治療しないという意味

 

BSCというのは

 

Best Supportive Care

 

の略で、主にがん患者さんなどに対して積極的な治療はせずに苦痛を取り除くだけの対症療法などをしていくときの方針のことです。

 

「Aさん、BSCの方向になったから、疼痛コントロールが出来るようになれば退院方向だって。」

 

というような感じで、会話やカンファではよくつかわれます。

 

それに対し、DNR

 

Do Not Resuscitate

 

の略で、挿管や心臓マッサージ、酸素投与、昇圧剤の使用など、生命の危険になった時に延命治療を行うか否かを本人や家族が決めて、これらの延命処置をしないと決めた時にDNRとされるわけです。

 

「BさんDNRとってあるから、急変時は酸素だけで大丈夫だよ~。」

 

と夜勤時に重症患者さんの申し送りをうけたりします。

 

常に患者を観察する立場の看護師こそ、緊急時の対処法を把握しておくことが重要

 

看護師は夜勤時でも常に患者さんを観察し、異常があればすぐにそれに対応しなければいけません。

 

例えば、重症であがっている患者や急変のリスクがある患者(特に注意してみなければいけない患者を病棟では必ずピックアップしています。)に対しては、どのような治療方針なのか、本人家族の延命の意思(DNRの有無)は絶対に確認しておかなければいけない項目です。

 

それを怠っていると勤務中に患者さんの意識レベルが低下したり、急変が起こった時に、対処がわからず、対応が遅れてしまうことで、最悪訴訟問題などにつながってしまう恐れもあるのです。

 

私は夜勤など責任が重い仕事の時には必ず受け持つすべての患者に対して、DNRが取れているかと緊急時の対処法はすべて把握するようにしていました。

 

中には重症に上がっていない患者さんで、普通に歩いていたノーマークの患者さんが突然意識を失ったりということも起こります、そういった時に挿管までするのかどうかを把握しておかないと患者家族の医師に反した行為をしてしまう恐れもるため、ナースの皆さんはDNRの有無は必ず把握しておくようにしましょう。

 

患者、家族の意思の尊重を

 

BSCもDNRも患者本人や家族の意思決定に基づいています。

 

私たち医療者は簡単にこのような単語で、仕事の一環として患者さんの生命を扱ってしまっているようにも感じてしまいます。毎日のルーチンワークでそこまで深く考えないようになってしまうのもよくわかりますが、この意思決定がされるまでの間に、患者、家族がどれだけ悩み、葛藤しながら考えて決断をしているかという過程を忘れてはいけないと思います。

 

いくら略語だからと、普通に使用していても患者の家族などは文脈などからも、言葉の意味をある程度理解してしまうこともよくあります。

 

もう臨死状態の患者さんに対して家族の目の前で

 

「この方はDNRだからこのままで大丈夫!Bさん(他の患者)の対応してきて!」

 

といわれたら、家族もなんだか悲しい気持ちになりそうだと思いませんか?

これは実際に私が夜勤時に先輩に言われたことですが・・・

 

患者の生命に関わる事態にこそ、患者家族にしっかりと向き合うことが大切です。

反対にそこにしっかり向き合わないと、後になって

 

「あの病院は患者のことをないがしろにしている」

 

というようにとらえられてしまうのです。

 

 

だからといって特別に何かをすることもないのですが、そのような時にこそ患者や家族に寄り添い、気持ちを傾聴したり、今までの思い出を振り返ったり、何気ない会話をしていくことで家族へのグリーフケアにもつながるものがあると思います。

 

看護者として患者家族を尊重していくことを忘れずに接するようにしましょう。