
新人ナースのみなさん、職場にはもう慣れましたか?
6月ともなると夜勤トレーニングも済んでそろそろひとり立ちという頃でしょうか?
順調に同期と同じスケジュールをクリアできているならともかく、自分だけ夜勤のひとり立ちが出来ないなんて悩んでいたりする新人ナースはもう辞めたいなどと思ってしまいますよね。
実際に私も同期と一緒に夜勤トレーニングをクリアできずに落ち込んだ一人です。
看護師で夜勤が出来ないのは致命的?新人の時夜勤を認めてもらえなかった私が夜勤を克服できた方法
そんな新人ナースで「もう辞めたい」と思っている人に、もとダメナースの私が思うことをお伝えしたいと思います。
同じ「辞めたい」でも続けられるナースと本当に辞めてしまうナースの違いは?
辞めたいと嘆くナースは多いですが、実際にすぐに辞めてしまうナースと、だらだらとでも仕事を続けることが出来るナースがいます。
その違いは何でしょうか?
「やる気」「根気」なども確かにあるけれど、やっぱり
「次の就職先への不安」
が大きな原因といえるでしょう。
辞めたくても次の仕事が看護師としてちゃんと出来るか不安・・・
などという不安な気持ちがある場合には辞めたくてもなかなか思い切って辞めることが出来ず、同じ職場でだらだらと働き続ける看護師になりやすいです。
対して経験や知識もある程度あって、他の病院や仕事先へ行っても何とかやっていけるだろうと思えるような場合には、早々に転職して次の仕事へ切り替えることが出来ます。
これを新人ナースに当てはめてみるとどうでしょうか?
看護師になってまだ数か月で知識も経験もない・・・こんな自分が他の病院に行ったところで何も役に立てない、転職なんかできるはずがない・・・
と思ってしまうのは当然のことですよね。
なので新人ナースはいじめやパワハラなどをうけながらも辞めたくても辞められないという悩みがある場合が非常に多いのです。
こんなナースは早くやめた方がいい!その特徴とは
知識や技術が未熟な新人看護師。
やっぱり最低限(基本的には3年以上といわれる)の経験や知識・技術は必要といわれますが、それでも職場でトラブルを抱えているような場合には早急に辞めた方がいいこともあります。
例えば
- 上司やスタッフからのいじめ・パワハラ
- 自分が精神的に参っている
- 体調が悪化した
- 悪質な労働環境
など、自分の体に影響が出始めたり、違法ともいえるような扱いを受けているような職場は早急に辞めて新たに新人看護師としてリスタートした方がいいこともあるのです。
辞めたいと思いながら仕事を続けることのデメリット
辞めたいけど、とにかく最低3年は勤めよう・・・
真面目で律儀な人ほど、このような考えで理不尽な職場でも我慢をしてしまう傾向があります。
私が経験してきた中でも、そのような看護師は体調の限界ギリギリまで我慢をし、精神疾患を患ったり、体調が悪化して入院になったりした段階で周囲が気づくというケースが多かったように思います。
自分を犠牲にしてまで働き続けることにメリットは一つもありません。
職場に悪いと思っていても、職場には他にも代わりのナースはたくさんいるのです。
1人の看護師がいなくなったところで何も変わることはないのです。
スタッフに悪いと思っているナースも多いですが、看護師って人の悪口は確かに好きだけれど、そんなに他人のことに関心なんてまずありません。
誰が辞めようが自分は関係ない、看護師の他人に対する考え方ってそんなもんなんです。
陰口だって言われるかもしれませんが、辞めてしまえば自分には関係ない話。
何も無理をしてまで、その職場にこだわる必要もないと私は思います。
新人ナースの辞めるタイミングは?

これは自分がこの先、ここではやっていけないと感じたら辞めるタイミングだといえます。
だって未来のビジョンが何も見えない職場で働くなんて不可能ですから。
就職して半年とかのタイミングでも、早すぎるなんてことはありません。
そうやって自分を犠牲にして体を壊してきた新人ナースを見てきました。なので無理をして続けるよりも、
再スタートできる職場はないか、
というように切り替えて考えてみるのもおススメです。
実際に自分が無理だと感じたのなら、まずはそのことを信頼できる上司などに相談してみることから初めてみましょう。
バックレは絶対ダメ!突然仕事に行かないという選択のリスクとは
もう嫌になったから明日から仕事行かない!
実際にこんな新人ナースも存在しますが、このやり方は絶対にダメ!
職場に迷惑がかかるのは当然のことでもありますが、他にも重大なリスクとして、看護師はさまざまな病院やナース同士でネットワークを持っていますので、その非常識な行動を誰が言いふらすかわからないという危険があるからなんです。
たとえ次の就職先が順調に決まったとしても、その就職の噂を聞いた以前の職場のスタッフが
「その〇〇さん、バックレて辞めたんだよね。新しい職場でもするかもよ⁉」
なんて吹き込まれたら、あなたの居場所はもうありません。
あらぬ噂を広められてさらに仕事がしづらくなってしまう恐れだってあるのです。
ですので非常識な行動はとらずに、計画的にやめるようにしましょう。
新人ナースの理想の辞め方

ではどのように辞めればスムーズに次の仕事先を見つけて、再スタートが出来るのでしょうか?
大まかな流れとしては
- 信頼できる上司に相談する
- 上司や病院からの「説得」を切り抜ける
- 辞める期限を明確にする
- 転職活動を行い、就職先を見つける
- 職場を辞める
という流れになります。
まずは直属の上司なりに相談することから始めますが、ここでのポイントは
「急に部長などのハイクラスの立場の人に交渉しない」
ということです。
私の病院では、お父様を連れて病棟に何も相談なく病院トップの看護師長(部長)に直談判しに行った新人ナースがいました。
これはこれでアウトです。
まずは身近な病棟スタッフなどの上司に相談して、少しずつ意見を固めながら辞職を進めて行くのが理想的で印象もいいので、面倒でも直属の上司から相談するようにしましょう。
またこの相談の段階で、何度も「辞めないで説得」がほぼ確実にあります。
病院はどこも人材不足ですし、新人ナースが辞めるということを嫌がります。病院のイメージダウンにつながってしまうからです。
なので上司などはやめようとするナースに
「あと1年だけでも頑張ってみない⁉」
というように、辞めないで説得をしてくると思いますが、本気で辞めようと思っているならここで負けずに自分の意思を貫くようにしましょう。
ここをクリア出来れば、辞める期限を決めてそれまでに転職活動を自分で進めるという流れが出来上がります。
このように計画的にやめることで、周囲の印象も悪くならず、スムーズな再スタートへつなげることが出来るのです。
新人ナースが転職出来る職場とは
では新人ナースが転職出来る職場にはどんなところがあるのでしょうか?
知識や経験が未熟でも、また一から教えてもらいながら働くことが出来るおすすめの職場を教えたいと思います。
それはこの2つの病棟。
- 慢性期病棟
- 精神科病棟
やっぱり新人ナースは病棟での知識・技術の習得が必須になります。
最低限の知識、技術は病棟で入院中の患者さんへの看護を行う中でしか身につけることが出来ないからです。
採血、注射、酸素療法、ドレーン、カテーテル管理などの医療処置や移乗、保清といったケアなどの基本的なことからさらには一日の流れをを自分で計画し、予定外のことにも対応していくやり方などはやはり病棟業務の中じゃないと経験することが出来ません。
そのような病棟業務を落ち着いて学べる環境というのが、慢性期の病棟や精神科病棟ということになります。
このような病棟なら、緊急で行う処置や入院なども少なく、自分のペースで学ぶことができ、他のスタッフも余裕があるため手厚く指導してもらうことが出来ます。
もし次の転職先で悩んでいるならこのような落ち着いた病棟を選んでみましょう。
また新人歓迎としている病院もあるため、ぜひ求人などをチェックしてみましょう。
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新人ナースが転職してはいけない職場
反対に新人が転職先に選んでしまうと失敗する職場もあります。
それはこちら↓
- クリニック
- 病院以外の施設
クリニックなどは一見、日勤のみで働きやすそうと思いがちですが、クリニックにいる看護師はバタバタのかなり忙しい時間で患者を振り分けたり、外来で突然の指示が出る注射や処置をしたりとかなり余裕がない状況で働いています。
そこに新人指導をする余裕なんてあるはずがありません。
実際に私自身もクリニック勤務の経験があります。人間関係などについて知りたい方はこちら↓
【看護師転職】私はこれで失敗した・・・クリニック勤務の落とし穴とは
また介護施設などの病院以外の職場では、看護師自体の人数も少なく、新人指導という面では手厚いサポートをうけることが出来ないのでおススメできません。
なので基本的には落ち着いた病棟勤務を選ぶのが無難でしょう。
それでもどこがいいのか分からないという場合には、転職のプロがいる求人サイトに相談してみるのもおすすめ。
新人向けの求人を探してくれたり、職場自体が落ち着いているのかどうかもちゃんと教えてくれるため、転職に利用するとかなりメリットがあります。
利用は無料だし、忙しい看護師に合わせて土日や夜間でも相談に乗ってくれるところもあります。
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まとめ
新人ナースはなかなか辞めづらい現状もあり、次の仕事が見つからないと不安になると思います。
でもやり方次第でまた一からスタートすることは可能です。
実際にそうやって、自分に合った職場を見つけてやり直している同僚を見てきました。皆さんも、自分はここで働けないと感じたら早めに行動に移すことをおすすめします。自分を犠牲にしてまで頑張る必要はないと思います。
我慢して働くために看護師になったんじゃないんです。
患者さんと接する中で看護の喜びを感じることが出来るやりがいのある職場をぜひ見つけてみて下さいね。
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