こんにちは、さやみんです。
今回は看護師の仕事内容ということで、病棟勤務とはかなり正反対な外来での看護師の仕事を紹介していきます。私自身、病棟と外来の勤務経験があるので、その経験をもとに記事を書いていきたいと思います。
外来での看護師の役割
外来では医師が外来患者さんの診察を行います。その診察がスムーズに行なわれるようにサポートをするのが、一番の仕事といえます。ですが、ずっと診察についているのかというとそんなこともなくて、私の病院では人手が足りないせいもあり、患者さんからの問い合わせやクレーム対応、電話対応などの事務的な仕事までカバーしているのが現状です。
病院によって、仕事の範囲は違うと思うので、外来勤務を検討している方は実際の現場を見て職場を選ぶことを強くお勧めします( ;∀;)
具体的な仕事内容
- 診察の補助
- 検査や処置(採血やガーゼ交換など)の実施
- 問診とバイタルサイン測定
- 精神的フォローや生活・内服指導
基本的なものはこんなかんじです。そのほか臨機応変に、入院になる患者さんの対応などをすることがあります。
病棟勤務との違い
一番の違いは、自分のスケジュール通りに動けないということです。
私が外来勤務を初めて、この事で本当に戸惑いました。
病棟では、朝の申し送りから始まり、受け持ち患者の状態を確認したら、その日のケアや処置、与薬などの時間を全て組み合わせて一日の行動計画を作成します。
そして、その計画を元に動くことで、効率的に仕事をすることが出来るのですが、外来にはこれが全く通用しません。
予約患者さんはいますが、その診察が予定通りに進むとは限りませんし、その日にどんな患者さんが来院するかも検討もつきません。
その日に何が起こるか誰も分からないのが外来なのです。
その場で医師の指示を受け、そこから検査や処置といった行動をしなければいけないため、その場でいかに効率的に動けるかを頭の中で考え、実行する能力が日々試されます。
それができない人は、周囲から
「○○さんじゃ任せられない」
という悲しいレッテルを貼られ、ひたすら採血やルート確保を行うだけの採血室や放射線科などに飛ばされてしまうのです・・・
さらに患者さんからの問い合わせや電話対応、さらには忙しいときに限って起こるプリンターの紙詰まりなどの予期せぬ事態にも冷静に対応し、客観的に周囲を見ながら行動しなければいけないのです(T-T)
外来で働くためには、必要なのは
- 医師が診察後に指示が出るであろう検査や処置を予測する力
- どんなに忙しくてイライラしても顔に出さず、笑顔で対応すること
- 様々なタスクの中でいかに効率よく動けて、自分にも患者さんにも負担が少ない方法を考えられること
だと思います。
外来看護師に向いている人
先程書いたこととも被りますが、とにかくバタバタで忙しいため、それを楽しめるかどうかだと思います。
何もかもルーチンで計画的にやらないと気が済まないという人は、外来勤務には向かないと思います。
なんでもかかってこい!!とドシンと構えて、笑顔でいれるような人が外来には向いていると思いますし、患者さんも安心して相談が出来るのではないでしょうか。
職場復帰に外来はアリ!?
産休・育休明けの人やブランクがあった人が外来に復帰するのはよくあることです。
何故外来を選ぶのか、その理由は
- 夜勤がない
- 重症患者がいないため、比較的な簡単な手技だけで仕事が出来る
- 急な用事で休みやすい
などが挙げられます。
夜勤がない
子育て中のママさんには最大のメリット!!さらに外来は土日が休みなんて所もあるため、子供とスケジュールを共有しやすいのです。
また、よくあるのは精神的に参ってしまった若い子が外来にくるパターン。夜勤や重症患者を看ることのプレッシャーに耐えられず、外来勤務に異動になることも。
比較的簡単な手技だけでやっていける
病棟にいるとどうしても重症患者さんがいるため、人工呼吸器管理やドレーン、CVカテーテル管理など難しく、リスクのある看護技術が必要になります。
その技術が未熟だったり、ブランクがあって不安な場合は外来勤務はおすすめです。
基本は採血、注射、ルート確保、吸引、包交くらいでなんとかなります(´∇`)
急な用事で休みやすい
誤解しないでほしいのは、何回でも休めるってことではないですよ!!本来は急な休みは、周囲に嫌がられます。
ですが、病棟の場合だと夜勤や早番、遅番と当番制で回っており、その立場にいると子供が熱を出したとしても、かなり休みにくい状態になります。
特に夜勤なんかの場合、シフト関連もあるので、誰でもいいから変わって〜なんて言えません。
その日と翌日のシフトを見て、夜勤が交代そうなのは多くて2.3 人だったりします。それが御局様とかだったら・・・
もういい、旦那休ませるか、遠いけど実家か・・・(T-T)
と悲しくなります。
それに比べると、外来にはママさんの割合も多く日勤のみなので、子供が熱を出しても、誰かが仕事を変わってくれたりと休みや早退がしやすいのです。
でもそれはお互い様なので、仕事を代わってもらっておいて、自分が他人の仕事を嫌がるようでは、絶対に嫌われます!!気持ちのわかるママさん同士、大変な時は助け合って、気持ちよく仕事が出来る職場作りが大切です。
まとめ
外来の日常を書いてみましたが、どうでしょうか?
毎日バタバタで仕事をしていますが、日々新しいことの連続で、忙しくてもとても楽しいんですよ。もし、外来勤務に興味があるようなら、この記事を参考にしてもらえたらと思います。皆さんも自分に合った職場で、やりがいを見つけてみて下さいね。