
看護師にとって魅力的な職場って何でしょうか?
私は現在総合病院に勤務していますが、この職場に慣れてくると
- 仕事と給料が見合わない
- もっと高給な仕事がある
といって転職していく人が多くいます。
私の知人もこんな安月給の病院は嫌だと言って、クリニックなどに転職をしていきました。
が、なぜか出戻りしてウチの病院に戻ってくる人も少なくありませんでした。
その出戻りした同僚に聞いてみると
「やっぱり大きな病院がいいよ。」
「小さいところには馴染めない。」
とのこと。
なぜこんなことを言うのでしょうか!?
それはクリニックという小規模な職場の実態を知らないゆえに転職に失敗してしまったといえるでしょう。
実際に私もクリニックに転職し、ことごとく敗北したという過去があります。
今回は総合病院とクリニックの比較をしながら、転職に失敗した体験をもとに転職を成功させるコツをお伝えしていきたいと思います。
総合病院とクリニックの違いとは
まずここの違いから理解する必要があります。
人間関係
総合病院とは基本的に大規模で、名前も知らないような人もたくさんいます。でもクリニックはスタッフは10人未満というところが殆どで、かなり人間関係が出来上がっているわけですね。
そのコミュニティがありふれたレベルのものならまだいいのですが、お局タイプがいたり、仲が良すぎて新人を嫌ったりするような集団だと要注意。
そこに中途入社のような状態で転職を試みるわけですから成功するはずもありませんよね。
つまりこの人間関係の差が大きいのが1つ。
求められる技術
総合病院では、老年、成人、小児などさまざまな年代の患者さんがいて、そして周手術期から終末期までさまざまな状態の人を看ていきます。
つまり、清拭・移乗などの身体ケアに始まり、人工呼吸器管理やらエンゼルケアといった専門的なケアまで広い知識と技術が求められるのが総合病院の特徴といえるでしょう。
ところがクリニックでは、総合病院で学んできた総合的な知識・技術だけでは生きていけません。
そのクリニックの専門分野をとことん掘り下げた専門知識が必要で、必要な技術といえば採血や注射、包交、吸入など比較的簡単だと思われるような技術しか必要とされません。
なんだ、簡単な技術なら楽じゃないかと思った人は要注意です。
その簡単な技術をプロ並みの速さで正確にこなすスキルが必要となるのがクリニックです。
あなたはルートがとれなくて、先輩とかにお願いしたことはないですか!?
クリニックに行って、スタッフみんながバタバタしている中で、同様のことをしたら
「この新人使えねーな」
となります。
ひたすら長時間頑張っても
「もたもたしやがって」
となります。
つまり、クリニック転職は生半可な技術レベルでは失敗してしまうんです。
待遇
もう1つの総合病院とクリニックの違いは待遇です。
これは組織か個人経営かによるものですが、女性にとってはかなり影響が大きいので要注意です。
それは結婚、妊娠、出産といったライフステージごとでサポートがあるかどうかが重要になってきます。
例えば総合病院では
- 結婚祝い金
- 新築祝い金
- 産休・育休の取得(最長3年)
- 子供の体調不良時の看護休暇
- 身内が亡くなった時のお金
などなどサポートはたくさんあります。ちなみにこれは私の勤務先を例に挙げました。
ですが、クリニックではこのような待遇は院長が独自に決めることなので、当たり前の育休がもらえないということもよくある話です。
でも、不満に思っても
「嫌なら辞めろ」
というスタイルなので、雇用側のスタッフに勝ち目はありません。
実際に私はクリニックの院長にいじめられて、退職した過去があります。こ○したくなる位、憎い相手でした。
ですので、クリニック転職を安易に考えている方は、事前にクリニックの実態を知って、転職が失敗しないようにしましょう。転職成功のコツはこれから教えていきます。
クリニック転職を成功させるためには
多くの看護師がクリニックへ転職を試みて失敗している現状がある中で、どうしたら転職を成功させることが出来るのでしょうか⁉
ポイントはこの3つです。
- 給与だけで判断しない
- 開院前の新しいクリニックを狙う
- 内部事情を事前に知る
給与だけで判断しない
転職初心者が陥りがちなこのパターン。
求人をみても、お給料のところしか見てないような人は要注意です。
求人を見る時は以下の欄も気にしないといけませんよ。
- 休暇の有無
- 手当
- 昇給
- 掲載年月日
- 募集人数
このように待遇などの欄もしっかり確認し、さらに掲載年月日までわかると
- 長く募集しているところは人気がないのかな!?
- 何度も掲載されていて、必死なのかな⁉
などというところまで予測できます。
そんなところはやめておいた方が無難でしょう。
また募集人数も多ければ多いほど、人が足りていないということ。
就職してみたら忙しすぎたという結果が予想できますね。
このように給料以外の部分もしっかりチェックすることが重要です。
開院前の新しいクリニックを狙う
これが1番の理想のおすすめな仕事です。
人間関係も職場作りも1から始められるのだから、こんなに素晴らしいことはありません。
でもなかなかこんな条件には巡り会えないのが現実。
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というアドバイスをしてくれて、とても参考になりました。
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まとめ
クリニック転職には気をつけるべきポイントがたくさんあります。
安易に転職して失敗しないように、しっかり下調べをするようにしましょう。