お久しぶりです、今回もテキトー用語解説していきたいと思います。
アンプタとは下肢切断もしくはその手術のこと
アンプタは「Leg amptation」の略語で、下肢切断やその手術のことを言います。
特に整形外科などで使われる用語ですが、他の診療科でもDMなどが既往にあったりしてアンプタになる方もいるかもしれないので、しっかり覚えておきましょう。
アンプタの原因
最近では糖尿病による壊疽でアンプタとなる方が多いですが、他にも外傷や蜂窩織炎などが原因で感染や腫脹、末梢循環不全等が原因となります。
アンプタの看護
周手術期は一般的な看護の他に、糖尿病があることで「易感染状態」になりやすく、血糖コントロールや創部の観察、清潔保持が重要となります。
また循環障害が多きれば、再び創部から壊死してしまうことも考えられるため、循環不全の兆候(皮膚色や冷間などの観察が重要)があればすぐに医師に報告するようにしましょう。
また、幻肢痛もアンプタ特有の症状です。国試にもよく出る内容ですね!切断した部位がないのに痛むという不思議なあれです。患者さんはボディーイメージが大きく変化し、ADLも低下するため、精神的にも大きなショックを受けることになります。そこに寄り添い、サポートをしてあげたり社会復帰に必要な情報を提供できるようにしていきましょう。
術後はどうなる?障害者認定は?
義足を作って、社会復帰を目指していくことになります。
そのうえで看護やリハビリが積極的に介入し、身体的精神的なケアをしていくことが重要です。
そして四肢切断は障がい者となるため、市町村などに申請をすれば障害認定を受けることができます。しかし切断の部分面積によって等級も異なるため、事前にソーシャルワーカーなどに相談してみましょう。
ちなみに足の指を切断しただけでは、障害の等級が足りない可能性があります。看護師としてもぜひその程度の情報提供は出来るようにしておきましょう。
まとめ
アンプタは下肢切断という意味だということがわかってもらえたでしょうか?
ぜひこれからの看護に生かしてもらえたらと思います(*´▽`*)