子育て中のママや、ブランクから復帰をするママにとってはフルタイムで現場に出るということに抵抗がある方も多いと思います。
実際に私も3回の育休復帰をしていますが、その度に不安と恐怖で逃げたくなりました。
そして働き始めると、
「やっぱり子供の時間が足りないな」
とか
「仕事優先で家庭や子供のことがおろそかになっている」
と感じてしまうものなんですよね・・・
そんな働くことに不安や抵抗がある方におすすめなのが、
時短勤務を利用して働くという方法です。
最初から時短勤務なんて選べるの?
もともと出産前から働いていた人の特権じゃないの?
と思う方もいるかもしれませんが、実際に転職や新しく就職をした場合でも最初から時短勤務を利用することはできるんです!(職場にもよりますが・・・)
今回はそんな時短勤務を希望してみたい!興味がある!という方に向けて、時短勤務で働きやすい職場や仕事内容について紹介していきたいと思います。
私自身の時短勤務についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【手取りは⁈】ママ看護師の私が子育てしながらの仕事復帰に時短勤務を選んだ理由とメリット
ママナースの産後の仕事復帰・復職にパートと派遣をオススメしない理由
時短勤務の条件や子供の年齢は?
まず時短勤務についての基本から抑えていきましょう。
時短勤務(育児短時間制度)とは
3歳までの子を養育する労働者が、1日の所定労働時間を原則6時間とすることができる制度のことで、2009年の育児・介護休業法の改正により、企業や病院などに導入が義務付けられました。
仕事と子育てを両立していく女性の労働者が、体力面や精神面への不安を緩和するために整備された制度です。
子供の年齢は3歳までが基本条件!でも小学校入学前まで利用できる施設もある
先ほども書きましたが、この育児短時間制度は3歳までの子供がいる方を対象としているものです。
「3歳より大きい子供がいる場合には、時短勤務を利用できないの?」
と思うかもしれませんが、この条件は病院や施設ごとに規定されており、
- 小学校入学前まで
- 5歳まで
などの緩い条件の施設もたくさんあります。
実際に私が今勤務をしている病院も子供が小学校に入学するまでは時短勤務を継続することが可能です。
3歳と小学校入学をする6歳までは3年間の違いがあるので、この年数の違いはかなり大きいですよね。
私の子供も今2歳半なので、あと半年でフルタイム(夜勤あり)で働くことを考えるとちょっと恐ろしすぎます・・・(;´∀`)
ですので時短勤務を希望する場合には、
その施設が子供が何歳まで時短勤務を認めているか
ということもしっかり確認しておくようにしましょう。
最初から時短勤務ができる職場ってあるの?
そして気になるのが、入職時から時短勤務を選んでもいいの?
という疑問。
どうしても時短勤務は今まで働いていた人が妊娠・出産・産休育休を経て取得できるものというイメージが強いと思います。
でも実際は看護師不足の現状もあり、最初から時短勤務で働く意欲のある方なら積極的に採用してくれる病院や施設もたくさんあるんですよ。
実際に私の友人も、福利厚生がよりしっかりしている大きな病院で時短勤務を利用しながら転職を成功させています。
このように探せば時短勤務でも、採用してもらえる職場はたくさんあるんです。
でも職場選びを間違えてしまうと、子育てがよりしにくくなったり、生活や家庭に支障が出てくる恐れもあるので、しっかりママナースや子育て中の方が働きやすい職場を選ぶということが重要になります。
ブランクありのママナースが働きやすい職場は〇〇だった!再就職におすすめの仕事3選!
看護師が時短勤務で働きやすい職場の特徴は?
ではどのような職場が子育てをしながら働きやすいのかについてお伝えします。
- 子育て中のママナースが多い
- 育児や子供の体調不良・行事等で休みをとりやすい
- ブランクがあっても研修やフォロー体制がしっかりしている
- 夜勤がない
同じような子育て中のスタッフが多い職場
まず同じような子育て中のママナースが多い職場では、同じ育児や仕事の両立の悩みを共有することができるので精神的にとっても働きや少なります。
私も以前
- 子育て経験のないバリバリのキャリア上司
- 子育てをしながら、働いているワーママ上司
と一緒にお仕事させてもらったことがありますが、バリキャリ上司の場合、子供の入学式でさえも
「おばあちゃんとかに任せられないの?」
なんていうトンデモ発言をされた経験も・・・
それに対し同じ子育て経験がある上司の場合には
「仕事の変わりはいくらでもいるけど、ママの変わりはいないんだからお子さんのそばについてあげててね。」
という神のような方もいらっしゃいました・・・(ノД`)・゜・。
このように一緒に働く同僚や上司についても把握しておけば、働き始めてからもそのストレスが大きく違ってきますよ。
子育てに理解がある職場の場合には、急な体調不良や行事などでもお休みをもらいやすいというメリットもあります。
せっかく働くなら子育てがしやすい職場の方がいいですよね?
ですので職場を選ぶ際には、子育てへの理解がある職場かどうか・そこで働いている方の生活状況などまで把握できると完璧といえます。
ブランク克服のための研修やサポートの有無
あとはブランクがある方の場合には、知識技術を再習得するための研修やサポート体制があるかどうかも重要になってきます。
働き始めたけれど、何も教えられないまま仕事を任されてしまった・・・
ということにならないためにもその職場のサポート体制も要チェックしておきましょう。ブランク看護師・ママナースの復職克服法のサイトでも復職に必要な知識や役立つ研修などの情報を発信しています。
夜勤があるかどうか
求人自体に夜勤はなくとも、その施設が夜勤もしているかどうかということが重要です。
というのも、時短勤務は冒頭でもお伝えしたように
「子供がある一定の年齢になるまでの条件つきの勤務形態」
といえます。
つまりその子供がその年齢に達した場合には、必然的にフルタイム勤務をしなければならないことに・・・
そうなった場合に、
「もちろん夜勤できるよね?」
というスタンスで迫ってくる施設も少なくありません。
(うちの病院もそうです)
あなたが将来的にや夜勤もバリバリして収入UPを目指したいのであればともかく、夜勤はしたくない!という強い意志があるのであれば、時短勤務でも夜勤がある施設は選ばない方が無難といえます。
時短勤務におすすめの職場3選
ではこのような特徴を踏まえて、どのような施設が時短勤務でおすすめか紹介していきたいと思います。
施設看護師
特養や老健、有料老人ホームといった施設の看護師は、いったん病院をリタイアして子育てを経てから復帰したママナースが多い職場といえます。
夜勤がある施設もありますが、夜勤は介護職員のみで日中しか看護師が常駐していない施設も多くあります。
たとえ夜勤があるとしても、病院程厳しく勤務調整があったりするわけではないので、比較的緩く子育て中の方でも働きやすい職場と言えるでしょう。
特にねらい目なのがデイサービスなどの、日中だけの業務。
確実に時間も決まっており、病状が安定している高齢者を対象としているため、基本的なバイタルサインだけ測定剃ればOKという仕事内容も、ブランク有の方には安心ですよね?
訪問看護師
訪問看護なんて絶対無理!
って多くの人が思っちゃうんですよね(笑)
実際に訪問看護を体験した私の記事を参考にしてみて下さい↓
訪問看護はブランクありの潜在看護師でもできる?向いてる人とやりがいとは?
このように働いている看護師はまだ小さい子供を抱えていることが多く、急に体調不良などで休んだとしても
「お互い様」
の気持ちで、とっても働きやすい職場と言えるんです。
また病院の人間関係やしがらみが嫌で退職をしたという方も意外と多いので、同じ悩みを持っている方同士ならより働きやすいかもしれません。
総合病院
最後にやっぱり病院ですよね。
夜勤もあるし、同じ子育て世代のナースなんて少ないんじゃないかというあなたの気持ちも分かります。
でも病院もピンキリで「慢性期」や「精神科」の病院とかなら、比較的子育て中の方も働きやすく人気があるんです。
そして何よりのメリットは
「大きければ大きいほど待遇や福利厚生が充実している」
ということ。
例えば時短勤務の場合には、ボーナスなどは心もとない金額のことも多いですが、大きな病院とかになると正社員と同じ扱いで100%もらえることも!
(私も100%もらえてますよ~(*´▽`*))
そして昇給や扶養手当、有給などの制度もしっかりしているので、安心して働きやすいという特徴があります。
時短勤務であなたに合った職場を見つけよう!
時短勤務は基本的に正社員と同じ扱いになるので、その福利厚生や昇給・ボーナスといった面で、パートや非常勤よりもかなり職場の恩恵を実感できる働き方です。
しかし時短勤務可能な職場ってかなり見つけるのが難しいんですよね?
求人検索でもなかなか引っかからないし・・・
そんな時には看護のお仕事のサイトで「フリーワード検索」というのがあるので、そこに「時短勤務」というキーワードを打ち込んで検索をすると、時短勤務可能な求人を1発で検索することが出来ますよ。
探すのが大変な場合には、アドバイザーに聞くとすぐに探してくれるので、面倒な手間もかかりません。
もし今後、キャリアを積んで将来的に安定して長く働きたいという希望があるのであれば、ぜひ時短勤務にチャレンジしてみましょう。