【池江選手が白血病】医療者にしかわからない血内の実態と特徴

昨日競泳の池江璃花子(いけえりかこ)選手が自身が「白血病」だと公表し、話題になりました。

きっと白血病について興味を持たれた方も多くいると思います。

 

でもこんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?

  • 白血病じゃ死んじゃうんじゃない?
  • きっとまたオリンピックにもどってくると信じてる!
  • 白血病なんて可哀そう・・・

今回はこんな白血病をはじめとする血液疾患の誤解を払拭し、また偏見を持たないためにも、現役看護師(血液内科経験あり 笑)の私が血液内科の実態についてお伝えしたいと思います。

ちなみに私も個人的な意見をがんがん書いていくので、根拠とかなしで気ままに読んで言ってくださいね。

白血病とかの血液疾患はそんな簡単に死なないよ

白血病って聞くとなぜか「若いうちに亡くなる」というイメージがありますよね。

確かに若くして亡くなる方もいなくはないのでしょうが、一般的には普通に抗がん剤(医療用語でケモと言います)をやって、退院。そして時期を見ながらまたケモを再開するといったパターンが一般的。

 

だからそんな簡単には人間、死にません。

死ぬほど大変な時はDICとか起こしたり、ケモによって腫瘍崩壊とか起こした場合とかが多いような気がします。

一番大変なのは抗がん剤の副作用

看護師の重要な仕事は、抗がん剤の副作用の早期発見と対応。

これはぶっちゃけ医者よりも優れていると自負しています。

 

医者はどっちかというと治療優先で、副作用の観察とか看護師任せなところあるからね。

だから抗がん剤治療を頑張っている患者さんに「何が大変?」って聞けば、絶対に「副作用が大変」って言います。

 

副作用って一般の方は、治療している時だけにでるものって思いがち。

でも本当はその逆で、ケモが終わって、退院したらだるさとか脱毛とか出始める。

そして若い子はおしゃれとかしたいだろうに、手足の爪や皮膚はボロボロ。

 

なおればいいってもんじゃない・一生付き合うことへの不安

抗がん剤治療と副作用にも耐えて、どうにか治療が終わったと思っても安心は出来ません。

定期的に検査をし、数値が悪くなっていればまた抗がん剤の繰り返し。

そうやっているうちに抗がん剤は効かなくなってくる・・・

 

これが血液の癌の現実。

治療が終わればそれでいいってわけじゃないんです。

一生再発の恐怖と戦っていかなければいけないんです。

医療者しか知らない血液内科の特徴

不思議と血液の病気にかかる人にはある共通点があるんです。

必ずそうというわけではないけど、たくさんの患者さんを見ているとなんとなくそんな気がする・・・

 

そんな都市伝説に近いような話だけど、ナースの間では周知の事実。

 

そんなことをお伝えしてみたいと思います。

それは

血液内科には真面目で神経質な患者さんが多い

ということ。

反対に糖尿病の患者さんは自己管理が出来ていなくて、おおざっぱでいい加減、頑固な患者さんが多いというのは何となく想像できませんか?

そんな感じで血液内科にはなぜか真面目で頑張り屋さんな患者さんが非常に多いんです。

病気がそうさせるのか、もしくはそんな性格だから病気になるのか(んなわけないか。)不思議とこんなパターンに当てはまる方が多いんですよね。

 

もしかしたら池江選手も真面目でひたむきな頑張り屋さんなのかもしれませんね。

(不謹慎だったらすいません。)

まとめ

血液内科の患者さんは一生その病気を付き合い、再発への不安とともに生きていくことになります。

そして何よりも辛い抗がん剤治療と副作用に耐えなくてはいけません。

 

だから何よりも、治療を頑張っていることを認めてあげて欲しい。

その次の人生のステージは、そこがひと段落した段階で本人が決めること。

今回池江選手のニュースを見て

「またいつかオリンピックを!」

「絶対に水泳にもどってきて」

とか言っている声を聞くと、血液内科で地道に頑張っている患者さんの実態を伝えたくなったので書いてみました。

応援する気持ちはわかるけど、それがどんなに本人を苦しめることになるか・・・そんなとこにも報道する側の人間は配慮してもらいたいと思います。

まずはゆっくり治療を。そして家族や友人がご本人を治療のためにサポートしてあげて欲しいと思います。

頑張れ池江選手!!!

 

 

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